マイルを使う

マイルの価値を15倍以上にできる!陸マイラーが使うべき還元率を大きく伸ばす手法とは

マイルは使い方によってその価値が大きく変わってきます。

海外にファーストクラスで行こうと思ったら往復で300万円、マイルの場合だと16万マイル以上が必要になります。

現金で支払うのはよっぽどのお金持ちでなければ無理な金額ですが、ブログを適切に運用できている陸マイラーであればこのマイル数は実現できるレベルです。

今回はマイルの価値を高める使い方について解説します。

国内線に乗る場合のマイルの価値

国内線では、人気路線であり多くの方が旅行先として行きたいと考えているだろう沖縄行きの路線で算出してみます。
1区間(片道)5,000マイルから利用することができます。

飛行機の運賃および必要マイル数はシーズンによって変動します。
夏休みや年末年始などはハイシーズンで運賃も必要マイル数も高くなります。
一方、人気のない期間はローシーズンで、それ以外はレギュラーシーズンになります。

国内線での各シーズンは以下のようになっています。

ローシーズン

2019年 1/6~2/28、4/1~4/25、12/1~12/20
2020年 1/6~2/29、4/1~4/23、12/1~12/24

レギュラーシーズン

2019年 3/1~3/14、5/7~7/31、8/26~11/30
2020年 3/1~3/12、5/11~8/6、8/24~11/30

ハイシーズン

2019年 1/1~1/5、3/15~3/31、4/26~5/6、8/1~8/25、12/21~12/31
2020年 1/1~1/5、3/13~3/31、4/24~5/10、8/7~8/23、12/25~12/31

東京→沖縄間(片道)でのマイルの価値

東京から沖縄に行く場合のマイルの価値を考えてみましょう。
東京から沖縄の運賃がいくらなのかと、同じ条件でどれほどのマイルが必要なのかから、マイルの価値を算出します。

東京→沖縄間の運賃

東京・沖縄間の運賃は、シーズンごとに下記のようになっています。

ローシーズン 43,710円

レギュラーシーズン 43,710円

ハイシーズン 45,810円

ANAの空席検索で調べてみたのですが、ローシーズンとレギュラーシーズンで価格の差はないようです。
ハイシーズンでもそこまで高くならないという印象です。

ただ、1か月以降先だとスーパーバリューで購入可能です。
この時の価格でも計算してみましょう。
スーパーバリューは同じ日でも便の時間帯によって価格が変わってきますので、一番価格の高い時間帯(早朝や夕方以降を避けた時間帯)で計算します。

ローシーズン 13,110円

レギュラーシーズン 18,810円

ハイシーズン 22,510円

※日や便によって上下します。

東京→沖縄間の必要マイル数

東京・沖縄間は801~1,000マイル区間です。
各シーズンごとの必要マイル数は以下の通りです。

ローシーズン 7,000マイル

レギュラーシーズン 9,000マイル

ハイシーズン 10,500マイル

東京→沖縄間のシーズンごとのマイル価値は

各シーズンごとの運賃と必要マイル数から、それぞれのマイルの価値を算出します。
1マイルいくらの価値があるのかという計算になります。
ローシーズンだと片道43,710円を必要マイル数7,000マイルで割ると、43,710÷7,000 = 6.2円となります。

ローシーズン 6.2円

レギュラーシーズン 4.9円

ハイシーズン 4.4円

スーパーバリューとの比較では

ローシーズン 1.9円

レギュラーシーズン 2.1円

ハイシーズン 2.1円

一番お得なスーパーバリューとの比較でも、1マイル約2円の価値があります。
人気の期間はスーパーバリューが売り出されて即売り切れで購入できないということもありますので、単純にスーパーバリューとの比較ではなくて1マイル2~4円ぐらいの価値があると考えると良さそうです。

国際線に乗る場合のマイルの価値

国際線では、ハワイ(ホノルル)行きの路線で算出します。
ハワイにした理由は、単純に私が家族旅行で行ってみたいからです。

東京・ハワイ間(Zone5)での各シーズンは以下のようになっています。

ローシーズン

2019年 1/7~2/28、4/1~4/25、5/8~5/31
2020年 1/6~2/29、4/1~4/23、5/11~5/31

レギュラーシーズン

2019年 3/1~3/31、6/1~7/24、8/20~12/17
2020年 3/1~3/31、6/1~7/22、8/20~12/17

ハイシーズン

2019年 1/1~1/6、4/26~5/7、7/25~8/19、12/18~12/31
2020年 1/1~1/5、4/24~5/10、7/23~8/19、12/18~12/31

東京→ハワイ(ホノルル)間(往復)でのマイルの価値

東京・ハワイ(ホノルル)間のマイルの価値を考えてみましょう。
国際線では、往復12,000マイルから利用でき、片道では利用できません。
東京⇔ハワイ間の運賃と、同じ条件での必要マイル数から、マイルの価値を算出してみます。

東京⇔ホノルル間(往復)の運賃

東京・ホノルル間の運賃は、シーズンごとに下記のようになっています。
座席はエコノミークラスです。

ローシーズン 159,000円

レギュラーシーズン 159,000円

ハイシーズン 234,000円

金曜日出発の月曜日東京着の便で調べましたが、国内線と同様にローシーズンとレギュラーシーズンで価格の差はないようです。
ハイシーズンになると大きく価格が上がってしまうのが国際線(ハワイは人気路線なので特に)の特徴です。

国際線でもスーパーバリューで計算するために価格を取得しました。
座席はエコノミークラスです。

ローシーズン 79,000円

レギュラーシーズン 89,000円

ハイシーズン 124,000円

こちらも金曜日発の月曜日東京着ですが半額近く下がりますので、価格差に驚きます。
検索してみて、金曜日発か月曜日着は人気なのか残り席数が少ないのが印象的でした。

※日や便によって上下します。

東京⇔ホノルル間(往復)の必要マイル数

ハワイ(ホノルル)はZone 5です。
各シーズンごとの必要マイル数は以下の通りです。
座席はエコノミークラスです。

ローシーズン 35,000マイル

レギュラーシーズン 40,000マイル

ハイシーズン 43,000マイル

東京⇔ホノルル間(往復)のシーズンごとのマイル価値は

各シーズンごとの運賃と必要マイル数から、それぞれのマイルの価値を算出します。
1マイルいくらの価値があるのかという計算になります。
マイルを使う場合だと航空会社・搭乗者・区間・経由地が同じであれば便の変更が可能です。
スーバーバリューだと予約変更はできませんので、マイルで予約するのはフレックスプラスと同等の価値があると言えます。

フレックスプラスとの比較

ローシーズン 4.5円

レギュラーシーズン 4.0円

ハイシーズン 5.4円

スーパーバリューとの比較(参考)

ローシーズン 2.3円

レギュラーシーズン 2.2円

ハイシーズン 2.9円

ビジネスクラスを使った場合の東京→ハワイ(ホノルル)間(往復)でのマイルの価値

続いてビジネスクラスを使ってハワイに行く場合のマイルの価値を計算してみましょう。

東京⇔ホノルル間(往復・ビジネスクラス)の運賃

フレックスプラスの場合

ローシーズン 434,000円

レギュラーシーズン 434,000円

ハイシーズン 529,000円

バリュープラスの場合

ローシーズン 219,000円

レギュラーシーズン 219,000円

ハイシーズン 349,500円

東京⇔ホノルル間(往復・ビジネスクラス)の必要マイル数

ローシーズン 60,000マイル

レギュラーシーズン 65,000マイル

ハイシーズン 68,000マイル

東京⇔ホノルル間(往復・ビジネスクラス)のシーズンごとのマイル価値は

今度はビジネスクラスの場合のマイルの価値を算出します。
マイルを使う場合だと航空会社・搭乗者・区間・経由地が同じであれば便の変更が可能ですので、フレックスプラスと同等の価値があります。

フレックスプラスとの比較

ローシーズン 7.2円

レギュラーシーズン 6.7円

ハイシーズン 7.8円

スーパーバリューとの比較(参考)

ローシーズン 3.7円

レギュラーシーズン 3.4円

ハイシーズン 5.1円

ハワイにビジネスクラスで行く場合は1マイルが6~8円の価値になります。

ファーストクラスを使ってヨーロッパに行く場合のマイルの価値

フルフレックス(レギュラーシーズン)
3,029,990円

バリュー(レギュラーシーズン)は予約の変更不可です。
1,319,990円

レギュラーシーズンで、パリ(欧州・Zone 7)との往復で必要なマイル数
165,000マイル

フルフレックスとの比較では、1マイルが18.4円の価値になります。
バリューは予約の変更不可ですが、参考までに価値の計算をすると8.0円になります。

まとめ・クレジットカードでマイルを貯めると18倍お得な理由

マイルは、国内線よりも国際線、国際線でも長距離区間で、さらにファーストクラスの方がより価値が高くなります。
パリとのファーストクラスでの往復は300万円もします。

世の中にはこれだけの金額を払える人がいるということに驚きで、とてもこの金額を支払って飛行機に乗ろうとは思えませんが、165,000マイルあれば同じ条件で乗ることができます。

クレジットカード決済時に付与される1%ポイントだけだと、1,650万円もの決済を行わなければいけません。
これも途方もない金額で現実的ではありません。

しかし、アメックスカードを1人紹介すると15,000ポイント(=15,000マイル)が貯まることを考えると、このマイル数もがぜん現実味を帯びてきます。
11人アメックスカードの紹介ができれば達成できる数字になります。

個人的な知り合いだけで11人紹介するのはしんどいと思いますが、ブログを運営している陸マイラーなら十分現実的な数字です。
毎月10万マイルを貯められるようになったらファーストクラスで旅行したくありませんか?

アメックスカードの紹介は大量マイルを貯められる手段ですが、もちろんこれだけに限定する必要もありません。
普段の買い物をクレジットカードで行うようにしてマイルを貯めましょう。

ポイントとして使わないのであれば、100円の買い物をして1ポイントの付与で1%の価値しかありませんが、マイルで貯めれば18円分として使うことができます。
100円の買い物をして18円がキャッシュバックされると考えたらすごいことだと思いませんか?

「微々たるもの」と諦めるのではなく、現金で支払っていたものを単にクレジットカードに切り替えるだけの手間も時間もかからない方法なので、普段の生活の中で18%の利率で旅行貯金をしていると考えるとすごいことだと思いませんか?

夢のようなマイルライフを実現する陸マイラーへの第一歩は以下の記事を参照してください。

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